今年もFA流出へ…西武からFA移籍した大物打者(4)巨人入りを決断したリードオフ
2023年シーズンの全日程が終了し、ストーブリーグを迎えたプロ野球界では、FA戦線の動向が注目されている。今年は計7人がFA宣言を決断し、目玉の一人である西武・山川穂高も名を連ねた。これまでのFA選手を振り返ると、西武から移籍した選手は数多くいる。そこで今回は、西武からFA移籍を果たした大物野手を紹介する。
片岡治大(易之)
出身:千葉県 投打:右投右打 身長/体重:176cm/80kg 生年月日:1983年2月17日 経歴:宇都宮学園高-東京ガス ドラフト:2004年ドラフト3巡目 片岡は東京ガスより2004年ドラフト3巡目で西武ライオンズに入団。プロ2年目に出場機会を増やし二塁手のポジションを獲得すると、2007年は38盗塁を決め、盗塁王に輝いた。 翌2008年は167安打を放ち最多安打を獲得。盗塁数は50を数え、リーグ優勝と日本一を果たしたチームのリードオフマンとして存在感を放った。2009年に51盗塁、2010年には59盗塁をマーク。高い盗塁技術と盗塁成功率を生かし、4年連続のタイトルも手にした。 走攻守揃った1番打者として西武で長らく活躍すると13年オフにFA権を行使し、2014年からは巨人へ移籍した。 加入1年目は126試合に出場し、チームのリーグ3連覇に貢献した。翌15年には史上29人目となる通算300盗塁を達成。右膝の故障を理由に2017年シーズンをもって引退したが、通算320盗塁は歴代26位の数字となっている。
ベースボールチャンネル編集部