高校生と同じ敷地の幼稚園の園児が合同で訓練 洪水の避難場所に指定される校舎2階へのルート確認 盛岡市
IBC岩手放送
洪水の発生に備えて盛岡市の高校で21日、敷地内にある幼稚園の園児の避難を高校生が支援する合同訓練が初めて行われました。 この訓練は、盛岡市向中野の盛岡スコーレ高校と同じ敷地内にあるスコーレ幼稚園が合同で初めて行ったものです。スコーレ高校は、校舎の2階が地域で洪水が発生した場合の市の避難場所に指定されています。洪水の発生を想定した21日の訓練には、高校3年生104人と年長の園児112人が参加し、幼稚園から高校の2階までの避難ルートを確認しました。訓練で高校生たちは園児の手を引いて避難をサポートし、階段を上るときには「気を付けて」や「焦らないで」などと声をかけていました。 (園児は) Qお兄さんたちが居てくれるとどうかな? 「やっぱ安心する」 Qきょう覚えたことは? 「慌てないで逃げること」 (スコーレ高校3年 佐藤 里沙子さん) 「自分たちより体の小さいお子さんたちなので歩幅を気をつけながら安全だよと示して安心してもらえればと思う」 スコーレ高校と幼稚園は、災害が発生した際の連携の強化を図るため、来年以降もこの避難訓練を続けることにしています。
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