ライオンがいなくなっちゃった…平川動物公園の「ジオン」、20歳11カ月の大往生
鹿児島市の平川動物公園は28日、雄のライオン「ジオン」(20歳11カ月)が死んだと発表した。飼育されているライオンの平均寿命は14~15歳で、死因は老衰とみられる。ジオンが死んで同園で飼育されるライオンはいなくなった。 【写真】〈別カット〉生前の雄ライオン「ジオン」=平川動物公園提供
園によると、寝室で死んでいるのを飼育員が同日朝確認した。2月頃から食べる量が減り、体重が落ちていた。5月25日から立つのが厳しくなり、展示をやめて治療を続けていた。 ジオンは富士自然動物公園(静岡県)で生まれ、2005年10月に来園。やさしい顔とおっとりした性格で園の人気者だったという。 桜井普子飼育展示課長は「長生きして最後まで頑張ってくれてよかった」と話した。同園は1972(昭和47)年の開園以来、ライオンの飼育を続けてきた。
南日本新聞 | 鹿児島