ドローン実証飛行 農園から道の駅まで自動運転で柿を運ぶ 和歌山県紀の川市
テレビ和歌山
物流や防災面でのドローンの活用について、その実用性を確認しようという実証飛行が、今日、紀の川市で行われました。
実証飛行は、紀の川市が通信大手のソフトバンクと共同で行ったもので、物資や商品の輸送などを担う物流と災害時に被害状況などを上空から調査、点検する防災の両面についてドローンの有効性を確認しました。 このうち、物流の飛行では30キロの重さまで耐えられるドローンを使って、およそ4キロ離れた農園から20キロの柿を、道の駅青洲の里の敷地内に設定した着地地点まで自動運転で運びました。 今回の飛行では、高さ130メートルを目安として時速36キロでの輸送を確認。積み込み時間を含めて15分程で道の駅に届けられました。 紀の川市では、すでに防災用のドローンを導入していますが、物流面での活用も進めたい考えで、紀の川市企画経営課の西端克典さんは、「コストの課題もあり、民間と共同なら運用の可能性がある。出来るだけ早く実用化したい」と話していました。
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