WS前日、記者の質問に答える大谷翔平（AP）

　大リーグのワールドシリーズが25日（日本時間26日）に開幕する。ヤンキースと対戦するドジャースの大谷翔平選手がロサンゼルスの本拠地で24日、取材対応した。大谷のブースは多数の取材陣に囲まれて混乱する人気ぶりだった。 　一問一答の全文は次の通り。 　―デコピンはワールドシリーズにくるか 　「体調がよければくると思います」 　―何か信仰はあるか 　「特にはないですね」 　―ポストシーズンで投手として投げたいと伝えたことは 　「伝えたことはないですね」 　―チームは故障者が多かった 　「シーズン中からけが人も多かったですし、でもそれを全員でカバーする試合が多かったと思う。それはポストシーズン中でも多かったと思います。毎年のようにドジャースは勝つチームだと思います。僕が外から見ているよりはタイトな試合が多かったというか、そこまで簡単なシーズンではなかったと今振り返っても思います」 　―ジャッジのように長身で打率残せる打者はどういう印象か 　「僕はあそこまで大きくないですけど、野球をする上ではゾーンが広がるという意味では間違いないと思う。そこに対応しつつ率も残すということは、相当効率よく打っていかないと難しいのかなと思う。その中であれだけの長打率があるというのは、なおさら素晴らしいことかなと思います」 　―松井秀喜氏の存在は 　「そこまで直接会ってすごく話したということはないんですけど、逆にだからこそ画面の中の人というか、自分が少年のときに憧れていた選手という感じです。そういう子供たちの模範となる人であり選手だと思う。そういう意味では相当影響を受けたんじゃないかなと思います」 　―ワールドシリーズの日本での注目度は過去と比較すると 　「もちろん日本の選手がプレーしているか、していないかによって、そのチームに在籍しているか、していないかによってだいぶ変わると思う。そういう意味では僕もプレーしていますし、由伸もいますし、注目はしているのかなと期待はしていますけど、どうなのかなというのは僕には分からないです」 　―世界中からドジャースタジアムにファンが訪れるようになった 　「僕自身が初めてなので、そこでどれだけ冷静に自分プレーができるかがちょっと分からないところではあるんですけど、ファンの人たちの歓声だったり熱気をまずはすごく楽しみにしています。それを力に変えて頑張りたいなと思います」（写真はAP）