「攻めの姿勢崩さずに」岡本隼が初日の「小倉城クリテリウム」で日本人トップの5位 山岳コースで躍進誓う【ツール・ド・九州】
昨年に続き2度目の開催
福岡、熊本、大分の3県を舞台に世界のトップサイクリストが競う自転車ロードレースの国際大会「マイナビ ツール・ド・九州2024」が11日、北九州市で開幕した。 ■疾走するドルーリー朱瑛里はこちら【写真】 国際自転車競技連合(UCI)の認定レースで、昨年に続く2度目の開催。初日は同市小倉北区でエキシビションレースの「小倉城クリテリウム」(45キロ)があり、ルーカス・ネルーカー(EFエデュケーション・イージーポスト)が59秒59で優勝した。 国内外の17チームから98選手がエントリー。本戦は12~14日の3日間の日程で行われる。
日本人トップは岡本隼
レースの行方を占う大事な初戦で、岡本隼(愛三工業)=京都府出身=が日本人トップの5位でフィニッシュした。首位からは31秒差。「海外勢に逃げを許す形になったが、流れは悪くない。秋の心地いい気候の中、最高のクリテリウムができたと思う」と手応えを語った。 昨年の大会は、同じコースで行われた初日のレースで5位に入り、最終日の「大分ステージ」では日本人トップの4位。個人総合では22位に食い込んだ。 アップダウンに強い岡本にとって、山岳地帯を走る12日からの本戦が実力を発揮できる大舞台となる。29歳のスプリンターは「明日からのステージも気を引き締めて、攻めの姿勢を崩さずに臨みたい」と気合を入れ直した。(山崎清文)