和歌山城前広場で「第37期竜王戦」和歌山対局勝負めし出店イベント
「竜王戦勝負めしメニューブック」掲載店の出店イベントが11月28日、将棋の第37期竜王戦第5局が行われた和歌山城ホール隣の城前広場(和歌山市七番丁)で行われた。(和歌山経済新聞) 【写真】藤井竜王と佐々木八段が食べた「パンダロール」(左)と佐々木八段が連日食べた和菓子「五十五万石」 27日から藤井聡太竜王と佐々木勇気八段が2日かけ対局し、藤井竜王が勝利し、4連覇に王手をかけた。同イベントは、大盤解説会開催に合わせ、県内外の人々に和歌山の食の魅力を発信し、にぎわい創出を図ろうと和歌山市が企画した。 当日は、メニューブック掲載28店のうち14店が出店。勝負めしからは「一富士」「うどんとおむすび紬」「ちひろ」「JOY味村」「二与呂」、勝負おやつからは「agreablell」「駿河屋善右衛門」「toco*towa」「めでたいやき本舗」「春栄堂」「atelier_S」「うたや」、勝負ドリンクからは「紫香庵」「和歌山 IL TEATRO」が出店した。 藤井竜王、佐々木八段が食事に選んだうなぎ料理や「太刀魚一本揚げ天丼」、おやつに選んだ「パンダロール」「シューパリ」「あんこぅ梅&湯浅醤油(しょうゆ)ホイップ小倉たい焼き」などを買い求める人たちで長蛇の列ができ、早々に完売する店もあった。 パンダロールの列に並んだ地元在住の女性は「1日目に2人がおやつに選んだおやつのパンダロールがかわいい。ここで手に入ると知り、楽しみ」と笑顔を見せていた。 市文化振興課の中井栄暢さんは「和歌山市初開催だったが、盤上で熱戦が繰り広げられ、想像以上に全国の人たちから注目を集めた。大盤解説や子ども将棋大会・講座も大好評で将棋文化の機運を醸成できた。集まった県外の人たちに和歌山の食や観光の魅力が伝われる良い機会になった」と話す。
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