ボーヴェにエールを!スタジアムが団結したフィオレンティーナ対エンポリ戦
フィオレンティーナのMFエドアルド・ボーヴェは順調に回復へ向かっているようだ。イギリス『BBC』などが伝えた。 1日に行われたセリエA第13節インテルとの試合で、試合中に意識を失い倒れてしまったボーヴェ。救急搬送される事態にまで発展したが、翌朝に目を覚まし、家族やチームメートらと会話できる状態になったと報じられていた。 そして4日、フィオレンティーナでゼネラルマネージャーを務めるアレッサンドロ・フェラーリ氏はコッパ・イタリアのエンポリ戦を前に、22歳の同選手が心臓病治療室に移ったことを報告した。 「エドアルドは順調に回復しており、われわれは喜んでいる。われわれは忍耐強く、彼に敬意を払う必要がある。彼は(病院の)病棟を変えたので、状況は良くなっているだろう」 フィオレンティーナの選手、スタッフ、サポーターはキックオフの前にスタディオ・アルテミオ・フランキでボーヴェの応援デモを実施。サポーターたちは同選手の背番号4を記したカラフルなコレオを掲げ、ピッチ上では選手やスタッフがチームメイトへの応援メッセージを書いた横断幕を広げた。 試合は前半4分にエンポリの得点者エマヌエル・エコングが先制点を決めた後に、観客へ向かって4本の指を立ててボーヴェを称えた。さらにフィオレンティーナのモイーズ・キーンも、後半59分の同点に追いついた場面で同じジェスチャーでチームメイトにエールを送った。 その後、両チームともに追加点を奪い合い、試合は2-2でPK戦へ突入。PK戦ではエンポリが4-3でフィオレンティーナを下し、コッパイタリア準々決勝に駒を進めた。