脚の曲げ伸ばしだけで基礎代謝がグングン上がる「自然と痩せる体」を作る腹筋トレ
太りにくい身体を作るために必要なのは、「基礎代謝」を上げることです。寒くなると身体が体温を維持し内臓から温めようとするため、基礎代謝が上がりやすくなります。夏よりも痩せやすい冬の特性を活かして、しっかりと筋肉を動かし、自然に痩せる身体を目指しましょう! ◆写真で詳しいやり方を見る|基礎代謝がグングン上がる「自然と痩せる体」を作る腹筋トレ ■痩せやすい身体作りに関わる「基礎代謝」とは 私たちが生きるために無意識に行っている呼吸や、体温維持などに使われるエネルギーのことを基礎代謝と言います。基礎代謝が下がると、消費するエネルギー量が減少するので痩せにくくなってしまいます。また、基礎代謝が下がると基礎体温も下がるので、免疫力の低下にもつながります。 ■■基礎代謝が低下する原因 ・加齢…基礎代謝は10代をピークに低下していきます。 ・筋肉量の低下…骨格筋で消費される基礎代謝は、全体の約22%と言われています。筋力が衰えると、基礎代謝が低下します。 ・不規則な生活…生活の乱れやストレスが続くことで、自律神経が乱れ基礎代謝が低下します。 ・過度な食事制限…栄養不足から筋肉量が減り、基礎代謝の低下へとつながります。 ■基礎代謝をアップする「インナーマッスル腹筋」 基礎代謝を上げる方法はいくつかありますが、今回は腹筋に着目します。筋肉には、アウターマッスルとインナーマッスルがありますが、血液循環などを促しているのはインナーマッスル。インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝を上げることができます。 ■■「腹横筋」を鍛える腹筋エクササイズ お腹をぐるっと包むようについている「腹横筋(ふくおうきん)」やひねる動作の際に作用する「腹斜筋(ふくしゃきん)」は、どちらもインナーマッスル。今回は腹横筋を鍛えるエクササイズにトライしてみましょう。 ①床に膝を立てて座り、両ひじを床につき、上半身を後ろに倒していきます。首がつらい人は、上半身を床に全部下ろしてしまっても大丈夫です。 ②息を軽く吸って、吐きながら足裏を床から離し、両ひざをぐっと胸に引き寄せていきます。太ももとお腹をくっつけるイメージで、お腹を引き上げていきましょう! お腹がへこむくらい息を吐き切るのがポイントです。 ③下腹部に力を入れたまま、両脚をそろえてまっすぐ遠くに伸ばします。かかとは床から浮かせた状態でキープしましょう。腰が反ってしまうとお腹の力が抜けてしまうので、骨盤を床に寝かせるイメージで行ってください。 ④これらの両ひざを引き寄せる、伸ばすのエクササイズを5回ほど繰り返しましょう。お腹の力が抜けやすい場合は、お尻の下にブランケットを敷いて行ってみてください。 ライター/上村ゆい(ヨガ講師)
上村ゆい