（ブルームバーグ）： バイデン米大統領は経済顧問のチーム強化を図り、側近２人を昇進させる。ホワイトハウス当局者が明らかにした。経済を巡る国民の認識に大きく左右される11月の大統領選に備える。

ブレイナード国家経済会議（ＮＥＣ）委員長率いるＮＥＣの首席補佐官に経済メッセージ担当シニア・コミュニケーション・アドバイザーを務めているロブ・フリードランダー氏が就任し、フリードランダー氏の後任にホワイトハウス報道官のマイケル・キクカワ氏が就く。

インフレ抑制の進展が滞っている兆候を受けて、物価押し下げに向けたバイデン政権の取り組みを強調しようと、ホワイトハウスはチームの入れ替えを進めている。

米経済指標は過去何カ月にもわたり底堅さを示しているものの、有権者は経済情勢を厳しく評価し、バイデン大統領は共和党の大統領候補指名を確実にしたトランプ前大統領に対し、世論調査の支持率で劣勢をはね返す上で困難に直面している。

ブルームバーグ・ニュースとモーニング・コンサルトが大統領選の激戦７州で登録済み有権者を対象に実施した先週発表の世論調査では、回答者の70％が米経済について間違った方向にあるとの見方を示した。

原題：White House Beefs Up Economic Team as Biden Vies for Second Term（抜粋）

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