「シンガー」が日本における代理店契約をコーンズ・グループと締結。再構築したポルシェ911をメディアにお披露目
4車種の再構築したポルシェ911を設定。はたして価格は・・・
今回、日本においてパートナーシップ契約を結んだコーンズ・グループでは、現在タイプ964のポルシェ911を所有していてシンガーにレストア&カスタマイズを依頼したい人はもちろんのこと、新たにシンガーによって再構築されたポルシェ911を手に入れたいという人のためには、ベース車となるドナーカーを探して依頼に応じてくれるという。 メディアに向けた発表会では、シンガーによって再構築された2台の911がお披露目された。1台は、ポルシェ 930ターボをオマージュした「ターボ スタディ(Turbo Study)」。最高出力510psを発生する4WDで、ハイウエイクルーザー的なモデルだという。 もう1台は、レースで活躍した934をオマージュした「DLS ターボ」。DLSとは「ダイナミック ライトウエイト スタディ」の略称。最高出力750psを発生するエンジンは許容回転数は9000rpmという高回転型。全幅は2mを超えるグラマラスなボディだが、意外と運転しやすいらしい。フロントバンパースポイラーやリアウイングは交換可能で、サーキット走行にも対応する。 この2台はターボ車をベースにした再構築モデルだが、自然吸気エンジン車をベースにした「クラシック」と「DLS」という2モデルの、計4モデルでシンガーは対応している。今回の発表会では価格については語られることはなかったが、2023年に日本に導入された「クラシック」が約8000万円(ベース車両は別)だったという。円安の昨今を考えると、ベース車両+レストア&カスタマイズでは2億円近くになってしまうのではないだろうか・・・!? いずれにしても、シンガーによって再構築されたポルシェ911に興味をもたれた人は、同社のWebサイト(日本語版)を覗いてみて欲しい。(文と写真:篠原 政明)
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