【アジアS】侍ジャパンでもストロング! 大会MVPにも輝いた巨人・門脇誠の「凄み」とは
「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の決勝戦が11月19日、東京ドームで行われた。延長10回を戦ったゲームは、侍ジャパンが4-3で宿敵・韓国チームを撃破。大会2連覇を果たした。 【動画】9月17日の巨人vsヤクルト戦、門脇が9回二死一、二塁から清水の直球を捉え、中前へ運ぶ。自身初のサヨナラ打を放ったシーン 延長10回タイブレークに入り韓国チームに先に1点を勝ち越される中、10回裏二死満塁の好機に門脇誠(巨人)が大きな仕事をやってのけた。1ボールからスプリットをしっかり捉え、左前へ。これがサヨナラ適時打となり、チームを大会2連覇へと導いたのだ。 初の日の丸を背負った戦いで、今季、所属チームで鮮烈な印象を残したスーパールーキーが躍動した姿を見せた。 打撃では大会通算15打数6安打の打率4割、韓国との決勝戦では最後に適時打をマークし、試合を決着させた。 また大会中は二塁手としてしっかり守備力の高さを示し、適応力の高さをアピールした点も大きい。巨人でも今季、二塁、三塁、遊撃と内野の複数ポジションを守るなど、そのときどきに応じた働きができるクレバーさが光ったが、大舞台でもその姿勢は変わらなかった。 今春のキャンプで原辰徳前監督から「ストロング門脇」と身体の強さをたたえられるニックネームをつけられた。その言葉にふさわしく、開幕一軍を勝ち取ると二軍落ちすることなく、逆に夏場に調子を上げ、チームに欠かせない存在としてルーキーイヤーを駆け抜けた。 初の代表入りした大会でもMVPに輝くなど飛躍の年となった2023シーズン。来季は正遊撃手として背番号「5」を託されるなど、今度は主力として、チームのV奪回を担う役割が期待されそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]