「日本の家紋」アクセスランキング! 2位は「丸に違い鷹の羽」、1位は?
名字とともに受け継がれてきた家紋。それぞれの家紋には、家族や一族の歴史、思想、願いなどが込められており、単なるシンボルにとどまらず、時代を超えて受け継がれる誇りの象徴でもあります。 【画像:ランキング30位~1位を見る】 日本の家紋にまつわる情報を提供している「家紋ドットネット」は、「2024年 家紋年間トレンドランキング」を発表しました。 このランキングは、2023年11月1日から2024年10月31日の期間に、アクセス数の多かった家紋を抽出したものとなっています。よく閲覧されていたのは、どの家紋だったのでしょうか。さっそくランキング上位を見ていきましょう!
●第2位:丸に違い鷹の羽
第2位は「丸に違い鷹の羽」でした。鷹の羽が交差したデザインが特徴の家紋です。 鷹は知性が高く力強さを象徴する鳥として、古くから武士たちに愛されてきた存在です。その羽は和弓の矢羽根にも用いられ、鷹の羽紋は尚武の精神を表す家紋として広く使われていました。忠臣蔵で知られる浅野家が、この家紋を用いていたことでも知られています。
●第1位:丸に剣片喰
第1位に輝いたのは、「丸に剣片喰」でした。道端などで見かける、黄色い小花を咲かせる植物「片喰(カタバミ)」をモチーフにした家紋です。 片喰はその洗練された形状と繁殖力の高さから、古くから家紋として親しまれ「10大家紋」の一つにも数えられています。中でも剣を組み合わせたデザインは、力強さと気品を兼ね備えており、特に武家に好まれていたようです。
林田祐太郎