ルクセンブルクの公園に妙な緊張感で向き合う2匹の猫…すると次の瞬間!
こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回ご紹介するのは、ヨーロッパの小国ルクセンブルクです。 【猫写真17点】猫が2匹、妙な緊張感を持って向き合っていました。1枚撮った瞬間!そのシャッター音をきっかけに… ママーという町の公園の隅で、猫が2匹、妙な緊張感を持って向き合っていました。直接相手の目を見ないようにしているのがわかります。いぶかしく思いながら1枚撮った瞬間! そのシャッター音をきっかけに2匹は走り出しました。 逃げている猫は必死ですが、追いかけている猫は余裕がありそうです。 この後、事情を知る人から話が聞けました。逃げる猫の名はフォックス、追いかけているのはジェイジェイ。最近引っ越してきたフォックスが、年上のジェイジェイに対してちゃんと挨拶をしていないので、ジェイジェイが猫の社会性を教えているのだそうです。 ルクセンブルクの市街地で最初に出会った猫です。「写真を撮っていいかな?」とアイコンタクトをとると、「ここがいいんじゃないかな」と、近くにあった植え込みの花に寄り添ってカメラを見つめてくれました。
この猫は公園の木陰で涼んでいました。カメラを向けると、少し緊張したのか、だらんと垂らしていたシッポを体に寄せました。シッポのアーチがきれいです。 ルクセンブルクの正式名称は、ルクセンブルク大公国です。大公(たいこう)とは、ヨーロッパの君主の称号で、公爵よりも上の地位を表します。現在の国家元首は、アンリ大公です。 面積は、佐賀県よりほんの少し広いぐらいで、ドイツ、フランス、ベルギーと国境を接しています。首都はルクセンブルク。ルクセンブルク中央駅近くにホテルを取り、ローカル線に乗って国境に近い町や村を訪ねました。 ルクセンブルク中央駅から、ドイツ国境にある町ワッシャービリへ向かう電車に乗って発車を待っていると、隣の座席に犬が乗車してきました。 犬の名前はミコ、オス5歳。ノヴァスコシア・ダック・トーラー・レトリーバーという種類だそうです。メモをしている間、飼い主夫妻は見つめ合い笑いをこらえています。 「カナダ原産の犬を連れたオランダ人が、ドイツへ旅行に行く途中のルクセンブルクで、日本人からインタビューを受けている」。いい土産話ができたと、大笑いしていました。