鬼婆ぞろぞろ 福島県二本松市の安達ケ原ふるさと村 親子連れらが仮装し園内散策
福島県二本松市安達ケ原に伝わる「安達ケ原の鬼婆(ばば)伝説」にちなみ、鬼婆に仮装する催しが6日、安達ケ原ふるさと村で開かれた。家族連れらが思い思いの鬼婆にふんして園内を散策した。 地域に語り継がれてきた伝説をにぎわいづくりに生かそうと、地元のハンドメード愛好者らでつくる「そらのまちマルシェ」が企画した。県内外から参加した約20人が鬼婆の装いで列になり、見頃を迎えたマンジュシャゲと一緒に写真に収まるなどして楽しんだ。衣装やお面を無料で貸し出したほか、段ボールやアルミホイルなどで「出刃包丁」を作るワークショップなども繰り広げた。 郡山市の会社員遠藤亜里沙さん(35)は長男の蓮士ちゃん(5)と行列に参加した。「(伝説を)いつか子どもに教えたいと思っていた。いい機会になった」と笑顔を浮かべていた。