【NFL】チーフスとの対決に意欲を見せるレイブンズRBヘンリー、「今度は俺の番だ」
昨季、キャリー数とランヤードの両方でNFLトップに輝いたレイブンズは、ランプレーを武器にカンファレンスの第1シードを獲得したにもかかわらず、プレーオフではチーフス相手にランプレーを断念している。
レイブンズがそこでランプレーを実行した回数は、前述のタイトル戦でヘンリーが走った回数よりも少ない。QBラマー・ジャクソンがキャリー8回で54ヤードを記録した一方で、ガス・エドワーズ、ゼイ・フラワーズ、ジャスティス・ヒルは合わせてキャリー8回、27ヤードという記録にとどまっている。
ヘンリーがいれば、わずか7点差で敗れたチームにもっと活力が与えられたのではないかと想像するのは、決してこじつけではないだろう。
そうした考えが、レイブンズが今オフシーズンにヘンリーを獲得する要因の1つになった可能性もある。今後、レイブンズとオールプロ選出経験を誇るヘンリーはタッグを組み、シーズン第1週に行われるチーフス戦で好スタートを切った上で、最終的に彼らを王座から引きずりおろすことができるかもしれない。
その第一歩――そして、ヘンリーが自身の考えを証明する最初の機会――は木曜日に実施される2024年NFLシーズン開幕戦で訪れる。
ヘンリーはチームの雰囲気について「大舞台をかけた争いで負けた相手だから、それがみんなの頭の片隅にあるのは間違いないだろう」と語り、「俺たちは試合に出て、レイブンズらしいフットボールを展開し、勝利をつかむために実行するつもりだけど、みんなの頭の片隅にそれがあるのは確かだと思う。全員が集中して、準備を整えるはずだと確信している」と続けた。