バレンズエラさん死去 米大リーグ・ドジャースで人気、63歳
【ロサンゼルス時事】米大リーグのドジャースは22日、メジャー通算173勝を誇るメキシコ出身のフェルナンド・バレンズエラさんが死去したと発表した。 【写真特集】追悼2024～南部虎弾さん、小金沢昇司さん、八代亜紀さん他～ 63歳だった。 1980年9月にドジャースでデビュー。20歳だった81年に13勝7敗、防御率2．48、11完投（8完封を含む）の成績で、新人王とサイ・ヤング賞（最優秀投手賞）を史上初めて同時受賞した。 81年のヤンキースとのワールドシリーズ（WS）第3戦では140球以上を投げて完投し、世界一に貢献。今年のWSはこの年以来、43年ぶりにドジャースがヤンキースと対戦する。 左腕から繰り出すスクリューボールを武器に豪快なフォームで人気を集めた。メキシコ系住民を中心に愛され、熱狂するファンは「フェルナンド・マニア」と呼ばれた。 90年には無安打無得点試合（ノーヒットノーラン）を達成。91年にエンゼルスに移籍して以降は複数球団に在籍し、大リーグでは97年までプレーした。 2003年からドジャース戦を中継する放送局のスペイン語の解説者を務め、今季もドジャースタジアムに足を運んでいた。ドジャースは23年に背番号34を永久欠番にしている。
