トラウデン直美「おじさんの詰め合わせ」発言を“性差別”だと騒ぐ人が見落としている大問題
日本のニュースショーの脆弱性があぶり出された
今回のトラウデン発言を支持する人、怒る人、色々いました。しかしながら、引きの絵で見ると、それは「おじさん」に対する敵対的な性差別でもなければ、また日本社会に対する率直な批評でもありません。 逆にそうした議論の可能性の芽を摘み、秒で消費されるキャッチフレーズでしかなかった。 それは現代のコメンテーターに最も求められる能力でしょう。 トラウデン直美があまりにも優秀なアクターであったために、またひとつ日本のニュースショーの脆弱性があぶり出されたのだと思います。 <文/石黒隆之> 【石黒隆之】 音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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