相馬幸樹監督（左）から指導を受ける野手たち＝我孫子市で

　第96回選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で1回戦があり、昨秋の関東大会8強の中央学院（千葉）が7―1で耐久（和歌山）に快勝し、春夏通じて初勝利を飾った。 【熱戦をもう一度】耐久－中央学院（1回戦） 　中央学院の相馬幸樹監督の主なコメントは次の通り。 　◇中央学院・相馬幸樹監督 　（春夏通じて初勝利は）感慨深い。（先発の）臼井は落ち着いていた。（継投は）すごく迷ったが、勝負遅れしないように。（相手が）1番からの打順だったので、潮目が変わる前にこっちでは一番いい投手を出そうという考えになった。 　（2番手の颯佐は）彼らしい投球。投げる能力は素晴らしい。普段は強気というか、悪い言い方だと生意気というか（笑い）。センスというより身体能力が高い。投球のタイミングを合わせる、リリースポイントのタイミングをつかまえる技術が高い。 　（七回2死三塁から岩崎がバント安打）こちらから指示を出した。（相手投手が）バント処理を3回くらいやっていたので、（マウンドの）降り方を見ていたらいけるかなと。それしかないと思った。一番の彼のベストプレーだった。 　（チームの約束事は）ファーストストライクをフルスイングするということと、「楽しくとかじゃないよ。闘争心を出せ」と。「弱虫の子はいらないよ」という話をしていた。フライでも何でも構わない、自分のスイングをしないとタイミングは合ってこないよと話していた。