MLB来年開幕シリーズ 3月19、20日で正式合意 注目のカードは榊原定征コミッショナー「白紙」
プロ野球の榊原定征コミッショナー(81)が3日、都内で取材に応じ、日本での開催が計画されているMLBの来季開幕シリーズについて、来年3月19、20日に行うことでMLBのロブ・マンフレッド・コミッショナー(65)と正式合意したことを明かした。 両コミッショナーは、ドジャース対パドレスのMLB開幕戦が行われた3月20日に韓国で会談。その席で、昨年9月に榊原コミッショナーがMLB側に提案した3月19、20日開催に関して「日程はそれでいく」とマンフレッド氏から回答があった。 3月24日(日本時間25日)に米紙「USAトゥデー」が、来年の日本での開幕戦は東京Dで予定され、カードはドジャース対カブスに内定したと報道。榊原コミッショナーは「そう(ド軍対カ軍)なったらすばらしいと思うが全く白紙だと思う。質の高い野球を提供できるチームを選びたいと言っておられた」と話すにとどめた。 韓国で観戦したド軍対パ軍戦を振り返り「大変盛り上がった。大谷選手の人気はすごいなと改めて感じた」と同コミッショナー。ド軍は大谷、山本、カ軍は今永、鈴木が在籍しており、対決が実現すれば来年3月の日本は熱くなりそうだ。 時間短縮評価 〇…榊原コミッショナーが試合時間短縮を評価した。今季から「打者間30秒以内」の徹底を目指す中で、登場曲の演奏時間も10秒以内に制限。その効果もあり、2日までの今季平均試合時間は2時間59分と昨季から8分短縮しており「だいぶ感じが違う。キビキビしている感じ。継続してやっていければ」とうなずいた。また同コミッショナーはMLBが中国、インドでの野球振興に注力していく方針を示したといい「日本や韓国も協力してやっていく、という方向性」と語った。
報知新聞社