「奥さんも大変だったと思います」大谷MVP受賞 "内助の功"を元メジャーリーガー田口壮氏がねぎらう「選手と一緒に戦っている」
ドジャース・大谷翔平が現地21日(日本時間22日)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出するナ・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞した。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン フルタイムのDHによるMVPは史上初の快挙、両リーグをまたいで2年連続の受賞、通算3度目の満票も史上初となった。 今季の大谷は昨年9月に行った右ひじ手術の影響で打撃に専念する中、開幕直後こそなかなか本塁打が出ずに苦しんだ時期もあったが、得意の夏場に量産し、54本塁打、130打点の2冠王。59盗塁もリーグ2位となり、史上初の「50-50」も達成と持ち味の打撃に加え、「足」という新たな武器をアピールした1年ともなった。 一方、MVP発表時に同席した愛犬デコピンと真美子夫人にも大きな注目が集まった。昨年のMVP発表時に同席したデコピンに加え、今季は真美子夫人と年々増えていく家族にも支えられた1年となった。 今春のキャンプで大谷が結婚を発表。韓国での開幕戦から姿を現し、日本ファンの間でも一躍「時の人」となった真美子夫人にとっても今季は激動のシーズンとなった。 メジャーリーガーは移動が多く、妻もときには遠征地に出向き、声援を送る。厳しい環境の中、食生活などにも気を配り、全方向で選手を支えるためのケアが求められる。 22日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)に出演した元メジャーリーガーの田口壮氏は、大谷の満票でのMVP獲得に関して「言うことないですね」と祝福。 打撃専念となった今季「50-50」を達成など高いパフォーマンスを残せた背景には、MVPトリオといわれる、ベッツ、フリーマンといった強打者がラインアップに控えることで勝負してもらえたことも大きかったとした。 その上で新婚イヤーとなった真美子夫人に関しても言及。 「大谷選手もそうですが、奥さんもホッとしていると思います。かなりプレッシャーがあったと思います」とコメント。 自身もメジャーリーガーとして戦った経験から、「うち(の妻)もプレッシャーがあるという話はしてましたし、結婚した最初の年はいろいろ言われることもあると思う。そういう点ではホッとしていると思いますし、大谷選手も精神的に癒された部分がかなりあると思いますね」とねぎらった。 さらにメジャーリーガーの妻としての苦労を聞かれると「基本的には選手と一緒に戦っているという感じなので、選手の成績に左右されることもあります」として、続けて「あと慈善活動とかそういうことも含めて球場に行かないといけないこととか、交流しないといけないことがたくさんあるので結構大変だと思います」と話した。 自身も元アスリートで知られる真美子夫人をめぐってはドジャース夫人会での交流の様子も伝えられるなど、大谷を支えるためにまさにフル回転の1年となったことは予想される。 MVP受賞時の大谷、デコピン、真美子夫人の仲睦まじい様子に癒された日本のファンも多かっただけに激動のシーズンを終え、少しでも休息の時間を得てほしいものだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]