ハロウィーンに「宿儺かぼちゃ」 飾って食べて楽しんで
JAひだは、ハロウィーンに合わせ、伝統野菜の「宿儺(すくな)かぼちゃ」と、本年度に初出荷を迎えた新ブランドのカボチャ「宿儺のめぐみ」を使った飾りを交流サイト(SNS)に発信した。JA広報担当者の2人が「宿儺かぼちゃ」と「宿儺のめぐみ」にお化けの目と口をかたどった黒い紙を貼り付けたり、ハロウィーン用の飾りカボチャを用意したりした。 JAは特産品のイメージアップや農業者の所得増大につなげることを目的に、SNSでの発信に力を入れている。9、10月は「宿儺かぼちゃ」「宿儺のめぐみ」の強化月間として、9件発信し、これまで1件の発信当たり平均で約1000件だった閲覧数が、合計約22万件と大幅に増加。購入希望の問い合わせも増えている。 「宿儺かぼちゃ」は細長い形状が特徴。SNS上での見やすさを追求するため、撮影の際は、明るさや角度を工夫した。「宿儺かぼちゃ」は長期保存に優れ、ハロウィーン期間が過ぎて飾り終わった後もおいしく食べられることもPRした。 JA広報担当でSNSを担当する砂畑順子さんは「食べる前にも飾って楽しんでもらえるよう、ハロウィーンらしい配置や飾り付けにした。飛騨の農畜産物の新しい楽しみ方として、飾って楽しく食べてもらえればうれしい」と意欲を示した。 JA協同活動推進課の榎田浩志課長は「日々の業務を、農業者の所得増大に少しでもつなげたいという意識が、今回の工夫やモチベーションにもつながっている。今後も、地域の農業と組合員に対し、JA職員として何ができるのかを追求していきたい」と語った。
日本農業新聞