夜空にコウコウと輝き落下したナゾの物体…その正体は北海道内各地のカメラが緑色の“火球”を撮影 もう見れない?いやチャンス到来!「ふたご座流星群が12月14日にピーク」で『流れ星』増加に
UHB 北海道文化放送
12月5日未明、夜空の異変に気づいた人はいますか? 北海道各地のカメラが火球とよばれる緑色の玉のようなものが落下する様子を撮影。 いったい何だったのでしょうか。
12月5日午前1時9分ごろ、北海道の空に異変が。 これは100万ドルの夜景と称される函館市の映像です。 同時刻、札幌市の上空でも画面の右側に注目。
緑色の玉のようなものが、落下していきます。 こうした現象は全道各地で。 北海道東部の根室市花咲港では、まるで花火のよう。 オホーツク地方の紋別市でも、一瞬、海が緑色に。 さらに十勝地方の上士幌町で町内のバス停を映すカメラにはこんなにはっきりと、こうこうと輝いて落下。 1回、2回と爆発する様子も見えました。
この緑色をした玉のようなもの。いったい何なのでしょうか。 「流れ星の一つだろうと考えられるんですが、その中でも特に明るいものを俗称なんですけど、火球というふうに呼んでいるんです。ひょっとしたら一番明るいときは、満月ぐらいの明るさだったんじゃないかなと」(札幌市青少年科学館 天文係 大佐賀諒さん) この火球、札幌市青少年科学館の天文に詳しい専門家も、これほどの明るさは珍しいといいます。明るさの要因は。 「宇宙にある小さな塵というか、石ころみたいな、砂粒みたいなものが、地球の大気と衝突することで、ものすごい速いスピードなので、そのエネルギーで発光しています。地球の大気に飛び込んできたものの大きさが『大きい』ということが原因かと思います」(大佐賀さん) 落下予測は出来ないといわれる火球。果たして、もう見ることは出来ないのでしょうか?
「ふたご座流星群というのが12月14日にピークを迎えるんですが、その活動が12月5日あたりから始まるだろうというふうに予想されているんですね。これから先は、流れ星自体が数が増えてくるという時期になりますね」(大佐賀さん) 12月、もしかしたら、再び、明る火球が見られるかもしれません。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 60キロ離れた牧場に30分で移動… 富裕層はヘリコプターで観光地回る? 北海道観光の魅力アップにヘリ活用 実証実験始まる 雄大な景色堪能
- 北広島市周辺を自転車で巡る 「ツール・ド・キタヒロ」開催 参加者は景色と地元のグルメでマチの魅力を体感 北海道・北広島市
- 【異国情緒あふれる絶景】「GLAYさんの聖地として来てほしい」滝瀬海岸の白い断崖“シラフラ” 展望観光施設が利用開始 連日約300人が訪れる―特産品の自販機も設置 北海道乙部町
- 「虹が白い!」 放射冷却で冷え込んだ北海道七飯町に絶景出現 雨粒より細かい霧の粒に光が反射し散乱 虹が白く見える幻想的な「白虹」を確認 ホワイトレインボーにうっとり
- 【国内初】いよいよ”宇宙旅行”スタートへ 気球で高度2万5000メートルの成層圏の絶景見る 旅行代金1人2400万円も既に3人契約…9月中にも実施 北海道