小学校教員確保は依然厳しい状況 2次募集で定員は確保できる見込み【高知】
RKC高知放送
高知県教育委員会の長岡幹泰教育長は、今年6月の小学校の教員採用試験で合格者の7割を超える辞退者が出たことについて「厳しい状況だが2次募集で定員は確保できる見込みだ」と述べました。 県教委の長岡教育長は12月3日の会見で、来年度採用する小学校の教員をめぐり、合格通知を出した293人のうち最終的に7割を超える209人から辞退があったと明らかにしました。定員は130人で、現在46人の欠員が出ています。 県内の教員採用試験は全国よりも早い6月に前倒しで行われていますが、長岡教育長は「県外の受験者を中心に併願で試験を受ける人が多く、地元の試験に合格した人が辞退する傾向にある」と現状を説明しました。教員採用の2次募集には74人が応募していて、長岡教育長は「定員は確保できる」と見込んでいます。 また、高知市の公立中学校に通う15歳の男子生徒が11月に同じ学校の女性教員を中傷する動画をSNS上に投稿し、名誉毀損の疑いで逮捕されたことについて「非常に残念だ」と話す一方で、「詳細な報告を受けていないので話す立場にはない」としてコメントを差し控えました。