最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング14位。3億→2億円台…。3部降格危機のアタッカー
年齢や実績など様々な要素によって算出される市場価値は、その時期の活躍によって大きく左右されることもある。23/24シーズンも終盤に差し掛かった現在、その市場価値を大きく下げてしまった日本人選手は誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値下落額ランキングを紹介する。※市場価値や成績等の情報は3月13日時点の『transfermarkt』を参照。2023年7月1日と現在の市場価格を比較。下落額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
14位:三好康児(バーミンガム/イングランド) 生年月日:1997年3月26日 市場価値の変動:220万ユーロ(約3.08億円)→200万ユーロ(約2.8億円) 市場価値の減少額:20万ユーロ(2800万円/-9.1 %) 22/23リーグ戦成績: 10試合1ゴール1アシスト ※ロイヤル・アントワープ(ベルギー)在籍時 MF三好康児は、昨夏の移籍市場でイングランド2部のバーミンガムへ活躍の場を移した。 23/24シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)第1節スウォンジー戦でリーグデビューを果たした三好は、第3節ブリトスル・シティ戦で移籍後初ゴールを記録。40分に途中交代でピッチに立つと、コーナーキックの流れからゴール右隅に豪快なシュートを叩き込んだ。当初は途中出場が多かったが、その後徐々に出場時間を伸ばして現在は右ウイング(サイドハーフ)で定位置を獲得。今季はここまでにリーグ戦34試合に出場し、5ゴール5アシストと好調だ。 その市場価値は昨年7月から20万ユーロ(2800万円)ダウンとなったが、減少率はわずか9.1 %。この減少率は、今回のランキング1~20位までの選手の中で最も少ない割合だ。にもかかわらず14位にランクインしてしまったのは三好が持つもともとの市場価値が高いためである。他選手のような大きな下落ではないため、悲観することはない。 バーミンガムは現在チャンピオンシップで24チーム中21位に沈んでいる。下位3チームが3部へ降格となるため、この順位は非常に危険だ。直近のリーグ戦は5試合勝ち無し(4敗1分)となっており、残留争いから脱するためにはレギュラーである三好の活躍が必須である。
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