ニセコアンヌプリのバックカントリーで中国人観光客の親子が“新雪”に埋まる「進めず動けなくなった…」が無事救助 北海道で増え続ける外国人による山岳遭難
2月9日、北海道倶知安町で中国国籍の観光客の親子がバックカントリー中に雪に埋まり、パトロール隊に救助されました。 2月9日午前11時前、倶知安町山田のニセコアンヌプリで、スキー場の管理区域外をスノーボードで滑っていた中国国籍の52歳の男性と12歳の児童の親子が雪に埋まり動けなくなりました。 警察によりますと、男性は直後に携帯電話から滞在先のホテルにいた妻に「雪にはまって動けなくなった」などと助けを求めるメッセージを送り、妻はホテルに事情を説明。 ホテルから連絡を受けたスキー場がスキーパトロール隊を急行させ、2人は埋もれてから約30分後に救助されました。 2人にケガはなく、自力で下山しています。 現場はスキー場のコースから約150m離れたバックカントリーで、2人は傾斜がない地点で膝上くらいまで新雪に埋まっていて「スノーボードが進めず動けなくなった」などと話しています。 2人は同日午前からスノーボードで周辺を滑っていて、父親は10年、息子は2年ほど滑走経験があったということです。 北海道警倶知安署管内では1月、2019年シーズン以降最多の月間6件の山岳遭難が起きていて、遭難者6人は全員外国人でした。 1月15日にはスノーボードを装着した台湾の男性がスキー場の管理区域外で雪に埋まっているのが見つかり、その後死亡が確認されています。 警察は冬山でのレジャーには慎重な行動をしてほしいとしています。
UHB 北海道文化放送
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