ヘビー級見送りに激怒 石田「もういいですよ」
両陣営はヘビー級タイトル戦実現に意欲
プロと名のつくスポーツは、ファンがあってこその興行なのだ。統括団体として事故を防止するために厳格に危険性をチェックすることも理解できる。明らかな体格差は確かに危険につながる。またタイトル戦の権威を維持したいという意向もわかる。だが、「見送り」と発表して石田のプライドを傷つける前に、石田陣営と連絡を取り合い、ヘビー級への肉体改造の方向性や、進行具合を確認するなど、タイトル戦実現への道筋を模索してもよかったのではなかったのだろうか。
石田のモチベーションは、ガクンと下がったが、グリーンツダの本石マネージャーは早速関係者と連絡を取り合って善後策を練った。 「予定されていた4月30日まで時間は3か月あります。来月のランキング委員会で認めていただくためにはどうすればいいか。いろんなアクションを起こしたいと考えています」 両陣営が京太郎―石田戦の実現に意欲を失っていないことだけが幸いなのだが……。
(文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)