衆議院選挙大分選挙区 前職2人、新人1人が当選 前職1人が比例復活
27日投開票が行われた衆議院選挙で、大分県内の選挙区では前職2人と新人1人が当選。比例で前職1人が復活当選を果たしました。 【写真を見る】衆議院選挙大分選挙区 前職2人、新人1人が当選 前職1人が比例復活 4人が出馬した大分1区は、無所属の前職、吉良州司さん(66)が9万6944票を獲得。自民党の新人、衛藤博昭さん(44)に2万6000票あまりの差をつけて議席を守り、7回目の当選となりました。 吉良氏: 「生活者が主権の政治、将来世代を優先する政治、幸せ感を追求する政治、皆さん方とともにこの大分1区の地から実現したい」 一方、国政に初挑戦した衛藤さんは支持を広げられず、厳しい結果となりました。 衛藤氏: 「厳しい逆風の中での選挙となりましたが、ひとえに私の力不足で大変申し訳ありませんでした」 三つ巴となった大分2区は無所属の新人、広瀬建さん(50)が日田市で大きくリードするなどして6万2699票を獲得。立憲民主党の前職、吉川元さん(58)に5400票あまりの差で初当選しました。 広瀬氏: 「地域のため、県のため、国家国民のためが第一。初心忘るべからずということで皆さまの前にお誓い申し上げて明日からの一日一日を大事にしていく」 吉川さんは過去4回に続き、比例九州ブロックで復活当選となりました。 吉川氏: 「私の力不足で選挙区で勝利できなくて本当に皆さまに申し訳なかった。そうした皆さまへのご恩返しだと思っているのでしっかり取り組んでいきたい」 裏金問題が逆風となった自民党の前職、衛藤征士郎さん(83)は、2万7000票あまりに留まりました。 衛藤氏: 「議席からでなくても国のために私にできることをやっていかねばならんと決意と覚悟を新たにしています」 大分3区は石破政権で外務大臣に就任した自民党、前職の岩屋毅さん(67)が8万7301票を得て、立憲民主党の新人、小林華弥子さん(56)らを破り10回目の当選です。 岩屋氏: 「対話と協調の外交で世界の平和を回復し、日本の平和を守り抜く。全身全霊を尽くしてやらせていただきたい」
4か月の短期決戦で国政に初めて挑んだ小林さんは、知名度不足を払しょくできず及びませんでしたが、健闘しました。 小林氏: 「挑戦したことに間違いはなかったと思っていますし、挑戦したことに悔いはありません。信じて一緒に駆け抜けて訴え続けてくれたことを私は誇りに思いたい」 大分県内3選挙区の投票率は55.42パーセントで、前回2021年を1.84ポイント下回りました。
大分放送