<SixTONES京本大我>自身にとってミュージカルは“戦いの場” 「決して得意分野ではない」 WOWOWインタビュー公開
--トニー賞を受賞した作品の日本版をご覧になる機会が多いのですか?
そうですね。特にトニー賞受賞作だから、という意識で見に行っているのではなくて、パンフレットを読んで結果的に「トニー賞を受賞した作品なんだ」と知ることが多いです。宣伝のキャッチコピーで見る機会も多いですし、それだけでもトニー賞の偉大さを感じます。今年受賞する作品は、まだ僕らにはなじみのないものもあると思うので、それを番組で先取り出来ることがうれしいです。
--これまでご覧になったトニー賞受賞作品で、印象に残っているものは?
日本版で言うと、小池徹平くんが出ていた「キンキー・ブーツ」。あと「ハミルトン」は配信で何度も見ました。ものすごく早口で物語を紡いでいく展開が斬新で、これは日本でも見たことがない、カッコいいなと感じました。普段の僕らのグループ活動にも生かせそうなカリスマ感というか、インパクトのある演出でしたね。ミュージカルでもこういう曲調はありなんだ、といった発見があって、できることなら劇場で見たい! と、憧れがますます強まりました。
--「トニー賞授賞式」で番組ナビゲーターを務める井上芳雄さんとは「エリザベート」で共演されてましたが、どのような印象をお持ちですか?
ミュージカル界において、ずっと先頭を走ってくださっている方、というとおこがましいかもしれませんが、僕らや次の世代のミュージカルを志す人にとっては、芳雄さんの作品への向き合い方は本当に一流で、真似したいし、盗みたいけど、追いつける存在では決してない。だからこそ、ずっと先頭を走っていていただきたいな、と。芳雄さんや山崎育三郎さんといった先輩方が映像の仕事も両立させて活躍していらっしゃるおかげで、僕らの道が開けて来ている、そんな風にうれしく思っています。
--今回の共演も楽しみですね。
そうですね。「よろしくお願いします」とメールをお送りしたら、会えるのを楽しみしている、といったお返事をくださいました。あと、今年の「モーツァルト!」に出させていただくのですが、その出演が決まってからまだお会いできていないので、そのご相談もしたいなと(笑い)。いつもすてきなアドバイスをくださるので、遠慮なく頼らせていただいています。この番組では、僕自身はトニー賞について視聴者の皆さんと一緒に学んでいければと思っているので、自主的に勉強しつつ、その場で学んでいけることがたくさんあればいいと思っています。芳雄さんを頼りながらも、僕に任されたところはしっかりと務めを果たす、そんなふうにバランス良くやっていけたらと思います。