「悪意はないがマスコミも政治家もだまされる」 泉房穂さん「最強官庁」をチクリ
前明石市長で弁護士の泉房穂さんが23日、X(旧ツイッター)を更新。「最強官庁」と称される財務省の官僚についての私見を、皮肉たっぷりにつづった。 ◆泉房穂さん、『いきなり』贈られたチョコレート【写真】 泉さんは、自身による寄稿形式のネット記事を引用。記事では、国道拡幅工事にからむ職員への暴言で市長を辞職(その後再選)した件について、職員が予算が倍になるよう、5年の計画を10年に延ばして工事を進めようとしていたことへの怒りがあったと説明している。 その背景には「予算額は増やすべきもの」という価値判断がいまだに官僚に働いている点を解説。「組織の論理に忠実な財務官僚が、各省庁に一度つけた予算は削ることが難しい」と、国家予算とともに国民の負担も膨らみ続ける理由を説いた。 Xへの投稿では、「財務官僚に悪意はない。そして上手な説明にたけている。だからマスコミも学者も政治家もコロっとだまされる」と分析。「財務官僚は官僚の中の官僚で、組織の論理には忠実だが、国民のことなど考えてはいない」と断じ、「いうなれば、財務官僚は国民の負担を増やし続ける生き物ということだ…」と記した。 フォロワーらからは「その財務官僚も日本国民というのになぜこうなるんですか…」「財務官僚に悪意がないことがむしろ害悪なのだと思います」「ザイムシンリキョウは布教活動がうまいらしい。増税は教義なので、永遠と上がります」「財務官僚は自省のルールに従っているだけとも言える」などの声が寄せられた。
中日スポーツ