【MLB】キム・ヘソンが来週にも正式にポスティング公示へ 移籍先の有力候補は二塁手が弱点のマリナーズか
ポスティング制度によるメジャー移籍を目指している韓国人二塁手の金慧成(キム・ヘソン)が来週にも正式にポスティング公示されるようだ。韓国メディアによると、サンクスギビング(感謝祭)が終わったあとにポスティング公示の手続きが開始され、来週にも正式にポスティング公示されてメジャー各球団との交渉期間がスタートするという。キム自身は正式にポスティング公示されたあと、渡米して各球団との交渉を行う見込みだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在25歳のキムはプロ8年間で通算打率.304、出塁率.364をマークしている俊足好打の二塁手。今季はキウム・ヒーローズで127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁、OPS.841の好成績を残した。4年連続で打率3割、7年連続で20盗塁以上を記録しており、東京オリンピックと2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは韓国代表の一員としてプレー。安定した二塁守備にも定評がある。 キムはすでに25歳のため、国際移籍選手の通称「25歳ルール」には該当しない。よって、佐々木朗希とは異なり、正式にポスティング公示されたあとは通常のFA選手と同様に各球団と交渉を行うことができる。 キムの獲得に乗り出すことが有力視されているのは長年にわたって二塁手が弱点となっているマリナーズだ。今季のマリナーズの二塁手は打率.209、OPS.658に終わり、三振率は27.1%に達した。俊足好打のキムはチームの補強ポイントに合致する存在と言えるだろう。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者はマリナーズがキムに興味を示していることを報じており、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者もマリナーズにフィットする選手としてキムの名前を挙げている。