県内政党 選挙戦振り返る
27日、投開票を迎える衆院選。各政党の県組織の代表が選挙戦を振り返り、コメントを発表した。 ※自民党県連 武藤容治会長 有権者皆様からの政治への期待、党への信頼を揺るがせてしまっている状況を真摯に重く受けとめつつ、国民の暮らしを全力で守り、安全で安心できる政策を一刻も早く推し進めていくため、岐阜県下、全選挙区当選に向けて、県連一致団結して全力を尽くしてまいりました。訴えてきた実現可能な具体的な政権構想をご理解賜り、再び政権を担い、政策を進める責任を与えていただく一票を、候補者に託していただけることを切に願います。 ※公明党県本部 水野吉近代表 公明党にご理解とご支援を頂いた有権者、党員、支持者の皆様に深く感謝申し上げます。短期決戦で緊迫した状況が最後まで続く中、比例東海ブロック3議席の獲得を目指し全力で戦いました。政権選択の選挙であり、道半ばの経済再生、少子高齢化、安全保障などへの対応を自公政権に託し、一翼を担う公明党に引き続き政治改革、物価高対策、防災減災、全世代を支える社会保障の構築を託して欲しいと訴えました。どうか公明党に力を与えてください。 ※立憲民主党県連 今井雅人代表 選挙戦を通じて、多くの皆さまから、今の政治に対する憤りや私たちへの期待の声をお聞かせ頂いたのと同時に、与党候補陣営による組織的な締めつけは以前にも増して厳しいものがありました。自民党の裏金問題および政治改革への対応には、自らを律する姿勢が全く感じられず、このような政党には国民の暮らしと直結する予算編成を任せることはできません。今こそ政権交代。岐阜県の立憲民主党候補者にご期待ください。 ※国民民主党県連 伊藤正博代表 「候補者」と「国民民主党」への期待を感じる戦いとなった。自民党の「裏金問題」の指摘と「物価高対策」「手取りを増やす」などの経済政策を大きな争点とし、新人ゆえの「知名度不足」を高めるため、街宣活動に重点を置いた。一方「比例代表」への投票にも重点を置き、政党ビラを最大限有効活用した。確かな手ごたえも感じつつ、どんな形にせよ「県内国民民主党の初議席獲得」に向け、投票率を高めるため全力を尽くした。 ※共産党県委員会 松岡清委員長 「しんぶん赤旗」のスクープに始まり、スクープに終わった選挙だったと思います。とくに最終版の二千万円の「裏公認」問題で、自民党にとどめを刺しました。二年前の「赤旗」日曜版の裏金スクープは、上脇教授の告発とわが党のたたかいで自民党を追い詰め、解散・総選挙での逃げ切りも許しませんでした。この問題の根本にある企業・団体献金の禁止を、自民党以外の党も唱えるまでになりました。共産党が伸びれば政治は変えられる、この訴えに共感が広がりました。 ※日本維新の会県総支部 山田良司幹事長 「国民が物価高で苦しんでいるのに、政治家は裏金を作り、私腹を肥やし、何をやっているんだ!」という国民の怒りを肌で感じる戦いとなった。そういった怒りが、野党への期待に向かえば良いのだが、政治への諦めになってしまうことが心配である。街頭演説では、当面のテーマを述べるのは簡単だったが、国の中長期的課題を理解してもらうことに苦労した。 ※れいわ新選組県第3区総支部 阪口直人総支部長 れいわ新選組は組織を持っておらず、完全ボランティアでこの12日間全国で選挙活動を展開してきました。ここ岐阜県においては、3区小選挙区で重複立候補した阪口直人は選挙前と同じように「走るさかぐち」をあちらこちらの交差点で実践し、最後まで小選挙区で勝ち抜くために選挙戦を戦い抜きました。別動隊の比例東海ブロックは、東海4県の地方議員を中心にれいわ新選組の浸透を図り、比例票の掘り起こしに奔走しました。 ※参政党県連 神谷敦夫会長 30年間日本の経済は停滞したままです。これは政権与党の政策のまずさから日本の富を海外へ流出させ続けた結果です。参政党は沈滞した日本を元気にする為、第一の公約を積極財政と減税だと訴えてきました。選挙期間中、NHKの日曜討論以外、メディアに取り上げていただく機会は少なかった事には憤りを感じますが、選挙を通じて参政党の主張に耳を傾け日本の置かれた危機的状況に気づいた国民が増えた事は収穫でした。