ヒューマン TBS・山本恵里伽アナ、笑いとシリアス〝二トーク流〟で爆走中「タガ外れました」 爆笑問題とはぶっつけ本番勝負「たくさんのこと学んでいます」
TBSの山本恵里伽アナウンサー(30)がTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・0)のアシスタントとして3年目に突入した。テレビではニュース番組「news23」に約5年出演し、4月から「報道特集」(土曜後5・30)のキャスターに就任。精力的な現場取材の一方、ラジオではお笑いコンビ、爆笑問題と4時間の生放送で臨機応変のトーク力を磨いている。(ペン・山内倫貴、カメラ・高橋朋彦) 【写真17枚】カメラマンの「自然なポーズでお願いします」のリクエストに応じる山本アナ さわやかな自前のユニクロコーデで取材に応じた山本アナ。慣れない写真撮影では「普段は取材をする側で、自分のことを話すのは慣れていないのでどうなるか…」と照れ笑いを浮かべた。 取材前に生出演した「日曜サンデー」では冒頭、ニュースとは違う明るいトーンで「さっき(マクドナルドの)バナナキャラメルパイを食べました!」とあいさつ。「正直、深く考えずに楽しくお話しましょうみたいな感じで。放送前はスタッフさんと軽く打ち合わせをしますが、爆笑問題さんとは何もしませんし」とほぼぶっつけ本番で盛り上げる。 同番組前日の土曜夕には「報道特集」に生出演し、自身が現場で取材した内容などを紹介。放送前は事実確認に加え、「打ち合わせを重ねた上でコメントをします」と違いを説明した。 2016年の入社後は「news23」に約5年間出演。今年3月末までの半年間はメインキャスターを務め、4月から「報道特集」でキャスターを担当。報道畑を中心に活躍してきた。 「日曜サンデー」のアシスタント就任は22年4月。爆問など芸人と本格的にレギュラーの仕事をするのは初めてで、「最初の半年は報道とのギャップがあるとよくないかもと思い、探り探りだった」と戸惑ったが、「爆笑問題さんが放送中に『恵里伽さんはどう思う?』とか質問して、それに素の自分で答えるうちに、リスナーの方も喜んでくれて」と瞳を輝かせる。 就任当初は28歳。この2年で30歳になり、仕事観も変化した。「28歳のときは求められたものにちゃんと応えているかとビクビクしていた」と不安もあったが、「日曜サンデー」では「出演する年下の芸人さんと距離を縮めようとトークでイジるうちに、徐々に肝が据わってきて…30歳の年齢もあり、タガが外れました」と笑った。 放送後は毎回オンエアを聴き返し、「トークの内容や『間』の取り方などを反省しています」と告白。その努力の結果、「普段の会話もスムーズになり、取材では相手との距離感もなんとなく感じるようになって『間』を取りながらものおじせずに話せるようになった」と明かし、「ラジオでは無意識にたくさんのことを学んでいます」と感謝した。