「永遠に地上へ戻って来ないかと思った」 ヤンキース・ジャッジ、とどめの特大2ランに米メディア驚愕… ベーブ・ルースに迫るPS通算14号
◇15日(日本時間16日)MLBリーグ優勝決定シリーズ第2戦 ヤンキース6―3ガーディアンズ(ニューヨーク) ヤンキース(第1シード)は地元のリーグ優勝決定シリーズ第2戦でガーディアンズ(第2シード)に勝利。シリーズを2勝0敗とした。第3戦は移動日を挟み、17日(同18日)に舞台をガーディアンズの本拠地クリーブランドに移して行われる。 主砲がついに目覚めた。2点リードの7回1死一塁。アーロン・ジャッジ外野手(32)が相手6番手アビラの153キロ直球を捉えた打球は高く上がりすぎたかに見えたが、124メートルと記された中堅フェンスに背中をつけた中堅手トーマスの頭上を越える、とどめの2ラン。射出37度と高く舞い上がった『ムーンショット』に、全米中継局TNTのロン・ダーリング解説者は「永遠に地上へ戻って来ないかと思った」と評した。 打ったのは外角高め、ストライクゾーンぎりぎりの球だったため、同局のジェフ・フランコア解説者は「投手にとってはひどい球なんかじゃなかった。あの高めの球をスタンドインできるのは球界でも一握りしかいない。片手で数えられるほどだ」とうなり、ブライアン・アンダーソン実況は「ジャッジの信じられないほどパワフルなスイングを物語る一発でした」とした。 今ポストシーズン(PS)6試合目でのお待たせ1号。PS通算14号は同僚ジャンカルロ・スタントンを抜くヤンキース歴代単独5位に浮上し、ベーブ・ルースの同15本にリーチをかけた。ちなみに、歴代トップはバーニー・ウィリアムズの22本で、これにデレク・ジーターの20本、ミッキー・マントルの18本と続く。
中日スポーツ