佐藤副長官、定例会見を代行 事務担当で14年ぶり
官僚トップの佐藤文俊官房副長官は20日、林芳正官房長官の国会出席に伴い、定例の記者会見を代行した。 事務担当の副長官による会見は、旧民主党政権下の2010年10月以来、約14年ぶりという。 首相官邸の定例会見は原則1日2回。官房長官の不在時は、衆参両院の国会議員が務める政務担当の副長官の役割となる。ただ、同日は橘慶一郎副長官がインフルエンザ感染、青木一彦副長官が国会出席で、いずれも対応できなかった。 佐藤氏は総務事務次官などを経て、10月発足の石破政権で事務副長官に起用された。会見では、ロシア情勢や税制改正などの質問に回答。「国民に期待される行政ができるように取り組みたい」と意気込みも語った。