代謝を上げるお酢をプラス!発酵食品の良さを引き出す腸活みそ汁2品
発酵食品のみそを使うみそ汁は、腸活にぴったりのメニュー。さらに発酵食品の良さをパワーアップさせるため、ちょっぴりお酢をプラスするのがオススメ。酢には、血行をよくし、代謝を上げる効果が期待できます。今回は、そんなほんのりした酸味もおいしいみそ汁レシピ2品をご紹介します。 【画像で確認】ごぼうの香りが食欲そそる!「ごぼうとひき肉のみそ汁」 ■みそ汁が腸活にいい理由 腸活にみそ汁をすすめる理由は以下の4点です。 みその効能 発酵食品であるみそは、腸内環境をよくする善玉菌が豊富。また大豆イソフラボンが血液中の悪玉コレステロールを減らし、脂質代謝の改善を促す効果も。 体にスイッチを入れる 温かいみそ汁を口にすると、体(特に腸)は活動的に。いつ食べてもOKだが、おすすめは朝起きて1時間半以内に食べること。代謝アップにつながる。 野菜がたっぷりとれる 生で食べるよりもかさが減るため、野菜をたっぷりとることができる。野菜は大きめに切り、そしゃくの回数を増やすことで、脳や腸への刺激になる。 幸せホルモンが増える 今注目の幸せホルモン「オキシトシン」には腸内環境を改善させる効果が。みそ汁の香りにより心が安らぐことで多く分泌されるため、体内にいい影響を与える。 ■納豆とわかめのみそ汁 納豆の風味に程よい酸味がマッチ 【材料】(2人分)*1人分135kcal/塩分2.8g ・納豆 ・・・2パック(約80g) ・カットわかめ・・・ 大さじ1 ・だし汁 ・・・2カップ みそ ごま油 酢 【作り方】 1. 鍋にだし汁を入れて中火にかけ、煮立ったら納豆、わかめを加える。 2. ひと煮立ちしたら火を止め、みそ大さじ2を溶き入れる。ごま油小さじ1、酢大さじ1を加えてひと混ぜする。 ■ごぼうとひき肉のみそ汁 ごぼうの香りが食欲そそる! 【材料】(2人分)*1人分203kcal/塩分2.5g ・豚ひき肉・・・ 100g ・ごぼう・・・ 1/2本(約70g) ・大根・・・ 100g ・だし汁・・・ 2カップ ごま油 酢 みそ 【作り方】 1. ごぼうは包丁の背で皮をこそげ、縦半分に切ってから斜め薄切りにして、水にさっとさらして水けをきる。大根は皮つきのまま5mm厚さのいちょう切りにする。 2. 鍋にごま油小さじ2を中火で熱し、ごぼうを約1分炒める。ひき肉を加えて炒め、肉の色が変わったら、酢大さじ1を加えて約1分炒める。大根を加えてさっと炒め、だし汁を加えて煮立ったらふたをし、弱火で約10分煮る。 3. 火を止めて、みそ大さじ2を溶き入れる。器に盛り、好みで万能ねぎの小口切りをふる。 * * * 酢は2人分で大さじ1が目安です。みそ汁には、あまり主張が強すぎない穀物酢や米酢、黒酢を使うのがいいでしょう。今回ご紹介したレシピは、忙しい朝でも手軽に作れます。ぜひ毎朝食べてみてくださいね! 監修/小林弘幸(順天堂大学医学部教授) レシピ考案/髙山かづえ 撮影/難波雄史 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子 ※だし汁は、昆布と削りがつおや市販のだしパックでとるか、和風だしの素を表示どおりにうすめて使ってください。 文=高梨奈々