驚異のビタ止め!小川諒也の絶妙クロス→伊藤涼太郎が“神トラップ” 日本人コンビの超絶連携にスタジアム沸騰
【ベルギーリーグ】シント=トロイデン 0-2 アンデルレヒト(日本時間12月16日/大王わさびスタイエンスタジアム) 【映像】ピンポイントクロス→神トラップの絶妙連携プレー ファンタジスタらしさ全開のプレーだ。シント=トロイデンのMF伊藤涼太郎が、DF小川諒也のピンポイントクロスをビタ止めしてシュートに持ち込んだ。神トラップとも言えるプレーに、大王わさびスタイエンスタジアムが沸いた。 日本人コンビがプレー精度の高さを存分に発揮したのは、シント=トロイデンが第18節にアンデルレヒトと対戦した10分のことだ。ホームチームが自陣中央でセカンドボールワークで上回ると、カウンターを発動させる。ルーズボールを回収したMF藤田譲瑠チマが持ち運び、左サイドの小川に展開。背番号2がドリブルで突き進む中、伊藤が右手で相手最終ラインの背後に広がるスペースを指さしながら、勢いよく走り込む。次の瞬間、小川の左足が美しい弧を描く。伊藤が要求したスペースにピンポイントクロスを蹴り込んだ。 待ってましたと言わんばかり反応した伊藤は、後ろから来る浮き球のボールに右足を出す。ボックス内かつ相手CBの間という極めて狭いエリアだったが、ショートバウンドを抑えるようにピタリとコントロール。右足でのタッチでアンデルレヒトのCBマティアス・ヨルゲンセンを左方向にかわし、左足をコンパクトに振り抜く。このシュートはアンデルレヒトのDFヤン=カルロ・シミッチにブロックされるも、完璧なファーストタッチからチャンスを作り出してみせた。 技術の高さを感じさせるシーンに、シント=トロイデンのサポーターは大きな歓声をあげ熱狂。惜しくもゴールとはならなかった伊藤は、両手を胸の高さで叩いて悔しさを滲ませた後、CKを蹴るべくコーナースポットへゆっくりと歩いて向かった。 実況の原大悟氏は「シンプルな攻撃。シュートまで行きました!」と伝えた後、「伊藤は『(アドリアーノ)ベルタッチーニがいないことで、私の目標である得点数を増やす良い機会になるかもしれません』と話をしていました」と、左ウイングで起用された背番号13の胸中を紹介した。 その後も伊藤は左サイドから内側に切れ込む動きでゴールに向かっていくも、ネットを揺らすことはできず。シント=トロイデンは27分と62分にカスパー・ドルベリにシュートを決められ、ホームスタジアムで敗戦を喫した。 (ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)
ABEMA TIMES編集部