数原龍友“KAZ”がビルボードライブ開催 誕生日を中務裕太に祝福され「自分の好きなことを続けていきたい」
GENERATIONSの数原龍友がソロ名義“KAZ”として、自身の誕生日である12月28日に神奈川・Billboard Live YOKOHAMAで「KAZ Billboard Live 2024 STYLE」公演を開催。2ndステージ(夜の部)では「STYLE」収録曲を中心に全13曲を披露するなど、温もりにあふれたステージを展開した。 【写真】中務裕太に誕生日を祝われ、照れくさそうにする数原龍友“KAZ” ■KAZの歌声に観客もうっとりと聞き入る ソロ名義“KAZ”として、初のフルアルバム『STYLE』を発売。そして、2023年も好評を得たBillboard Liveで「KAZ Billboard Live 2024 STYLE」を12月12日に東京、24日に大阪で行ってきた数原。 誕生日の開催となったこの日、序盤はグルーヴィーなバンドサウンドで会場を沸かせていく。まずは、2025年1月9日(木)スタートのドラマ「あらばしり」(毎週木曜深夜0:59、読売テレビ)の主題歌で、バンドメンバーとアイコンタクトを取りながら、リズムを合わせる様子が印象的な「Second Wave」を披露。 GENERATIONSのカバー「Beautiful Sunset」では会場にクラップが響き、ミュージックビデオも好評の「Hush hush」ではムーディーにエモーショナルなボーカルを聞かせる。 「あっという間に最終公演。終わってしまう寂しさもあるけど、何といっても今日は誕生日です。皆さんと誕生日を迎えられるのは幸せなこと。一緒にスペシャルな日にしていきましょう」と声を上げ、自身も椅子に腰掛けて、しっとりとした歌声を響かせるバラードパートへ。 ソロで初めてリリースした映画「HIGH & LOW THE WORST」(2019年)の劇中歌「Nostalgie」では、ソウルフルに情緒豊かな歌声が、観客の胸を締めつける。 2023年にリリースしたミニアルバム『beyond the GENERATIONS』の収録曲「Better With You」でジャジーなサウンドに乗せて美しいファルセットを聞かせた後は、アコースティックギターの温かい音色と共に「F.L.L.~4y~」を歌い、観客も食事の手を止めてうっとりと歌声に聞き入っていた。 ■観客とのコミュニケーションで会場を沸かせる 中盤戦は熱いベースソロでスタート。「My Love」ではグルーヴ感あふれるサウンドに合わせて会場に手拍子が広がり、アメリカ・ロサンゼルスでレコーディングし、アメリカでの思い出が詰まった曲だと紹介した「Pacific Love Memories」では波の音も聞こえて、アメリカ西海岸の雰囲気が会場いっぱいに広がる。 ここで“KAZ”というソロプロジェクトについての思いを語っていく数原。「自分が経験して楽しかった、素敵だと感じたときは、すぐ誰かとシェアしたくなる。『こんなのがあったよ』って。それを音楽で表現できたら、素敵だなと思った。アルバム『STYLE』も、そんな作品になったと思う」とコメント。 また、ソロ活動ができているのはGENERATIONSという場所があればこそと、GENERATIONSの活動も大切にしていくことを明かし、「GENERATIONSの冬の曲と言えばこの曲。少し過ぎてしまいましたが、僕からのクリスマスプレゼントです」と話して「Winter Wish」へ。ミラーボールの光が雪のように降り注ぎ、会場を温かいムードで包み込む。 ここで雰囲気は一転、会場を沸かせたのはシャネルズのカバー「ハリケーン」。“Everyday isザ・どしゃ降り”と低音で歌うキメのパートに歓声が沸き、“あの娘捜すのさMidnightチュー・チュー・トレイン”と歌いながら、最前列の観客の手を取り、客席に降りて観客とハイタッチしながら会場内を一周。 「あの娘を捜しに行ったけどおらんかったわ!」と、関西弁でユーモアたっぷりに観客とコミュニケーションを取り、会場からは笑いがあふれる。 そして、本編最後はアメリカ・ヒューストンでレコーディングした「No Matter What」。教会で本物ゴスペルに触れて、心が震えた経験から生まれた楽曲で、自分を支えてくれる全ての人への感謝と約束、そして音楽の神様への誓いを込めたとのこと。 「人生には波がある。どんなときでも、そばにいてくれている皆さんには、本当に感謝している。皆さんの人生に少しばかりおじゃまできたら」と伝え、美しく荘厳なサウンドに乗せて思いを込めて歌い上げた。 ■中務裕太がKAZとのプレゼント交換について告白 アンコールでは、バースデーソングとともに中務裕太が“肉ケーキ”を持って登場。中務の誕生日が1月7日(火)で近いことから、2人が毎年行っている大人なプレゼント交換の話を明かした他、中務はKAZのライブについて「歌声がエロいっす。歩くフェロモンです」と絶賛する。 KAZは突然の祝福に対して照れくさそうにしながらも、「幸せです」とうれしそうにコメント。「まだまだ新しい発見がある。これからも泥臭く、ときには格好付けながら、意地も張りわがままも言いながら、自分の好きなことを続けていきたい。32歳のKAZもよろしくお願いします」と話す。 アンコールでは「Pacific Love Memories JPver」で温かいハーモニカ演奏、「Go Your Way」でアコースティックギター演奏を初披露。 「Go Your Way」は、自身のアメリカ留学前に作詞をした楽曲。新しい何かに挑戦する人への応援ソングとのことで、「チャレンジすることは怖いけど、いくつになってもワクワクする人生を送りたい。皆さんも挑戦する気持ちを忘れないでほしい」と語り掛ける。 アメリカの乾いた風を感じさせる、どこかオールドな雰囲気のバンドサウンドに、ラップするように軽快な歌声を乗せたKAZ。観客は立ち上がって、手拍子を打ちながら楽曲を楽しんでいた。