センバツ中止 「練習、無駄にならぬ」 広島新庄監督、選手に伝える /広島
第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の臨時運営委員会が11日開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って大会を中止すると決めた。6年ぶり2回目の出場を確定させていた広島新庄の迫田守昭監督(74)は「選手たちは非常にがっかりしていたが、短い時間で可能な限りやってきた練習は無駄にならないと伝えた」と話した。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 北広島町にある室内練習場で報道陣の取材に応じた。選手たちは朝夕に検温するなどして体調管理に努めながら、町内を出ずに練習を続けてきた。迫田監督は「夏の大会に向けて絶対に感染しないよう今まで以上に注意し、他校に負けない鍛錬をして飛躍してくれればと思う」と語った。 広島新庄は2019年の秋季中国大会で4強入りし、中国・四国代表として14年以来のセンバツ出場を確定させていた。下志音主将(2年)は「中止は残念だが、今までの練習を最後の夏につなげたい」とコメントした。【手呂内朱梨】