オリックス安達了一「野球が怖い時期もあった」 “3失策”の悪夢振り払う猛打賞の活躍で勝利に貢献
◇プロ野球セ・パ交流戦 オリックス9-3ヤクルト(15日、京セラドーム) オリックスは15日のヤクルト戦で19安打9得点で快勝。猛打賞の活躍を見せた36歳の安達了一選手は「野球が怖い時期もあった」とお立ち台で苦悩を口にしました。 安達選手は、ほっともっとフィールド神戸で行われた、5月1日のロッテ戦で2点リードの9回に守備固めとして出場。守備の名手として定評のある安達選手ですが、“1イニング3失策”を記録するなど、チームは逆転負け。その後出場機会がなく5月8日に1軍登録を抹消されました。 この日は、安達選手にとってその試合以降初となるスタメン出場。2番に入りタイムリー1本を含む3安打1犠打と36歳のベテランが打線をけん引しました。 お立ち台に上がった安達選手は、「まずはじめに、ほっともっと(球場)で、ちょっと色々やらかしてしまって、いっぱい応援していただいている中やらかしてしまってすみませんでした」とロッテ戦での失策を振り返り、ファンに謝罪。安達選手らしい言葉に、球場に集まったファンからは大きな拍手が送られます。 さらに「ちょっと本当、一時期、野球が怖い時期もあったんですけど」と思い吐露。「なんとかこの場に立てて、本当に、気持ちいいです。よかったです」と言葉を続け、勝利を喜びました。