筋トレインフルエンサーとして活躍するブラマジ田中こと田中美緒が、JBBF（日本ボディビル・フィットネス連盟）主催の日本一決戦「オールジャパン・ウェルネス・チャンピオンシップス2024」（9月1日開催）に出場、163cm超級で見事に銀メダルを獲得した。 【フォト】やっぱりブラマジの脚は太く、尻はデカくててかっこいい 今年からスタートした「ウェルネス」は、脚や臀部などの筋量がより重視されるビキニの新競技。初年度ということもあり競技人口はまだまだとはいえ、それでも10人が出場した階級で2位、JBBFデビューのブラマジにとっては十分立派な結果だろう。だが、大会後に話を聞くと出てきた言葉は「ちょっとふがいないっていう気持ちがあって…」と、悔しさをにじませた。 「自分の中では、今までで一番のコンディションにもってこれたし、良い感じかなって今朝は思ってたんですよ。でもバックステージで他の選手を見たら、『これはちょっと勝てないかな』って。優勝された方と比べても、上半身も下半身も全部負けてるなって思いましたよ」 6人の決勝進出者を決める予選審査においては、ファーストコールで4、5番手、さらにセカンドコールでも名前が呼ばれるなど、過去の傾向としては予選落ちもありえるような審査の流れであった。本人も「ギリ決勝か？みたいな気持ちでした」と話すように優勝とは程通り位置にいるかと思われたが、結果として3位のスコアで決勝進出。「決勝ではちょっとお尻を出すように意識したのが良かったのかも」というステージングで巻き返し、銀メダルという結果になった。 優勝した岸野悠佳のバルクには観客がどよめくほどのインパクトがあったが、やや絞りは甘く、7人の審査員のうち2人はブラマジに1位票を入れており、結果として2ポイント差の僅差での2位。優勝に手が届く位置まできていたのは間違いない。

ブラマジ田中選手

「何が足りなかったか…、もう全部ですよ！全部！上半身はもちろん、バックも弱くてインパクトが少ない。オフにしっかり強化したいなと思います！」 12月にはIFBB世界選手権が東京で開催される予定となっており、今回の結果を受けて選考対象となった。世界のブラマジへ、まだまだその歩みはスタートしたばかりだ。