飲食店の運営会社は103万円より106万円が影響(福島)
福島放送
県内を中心に飲食店を展開する会社は、「103万円の壁」よりも「106万円の壁」の撤廃の方が、影響を受けると言います。 飲食店を運営する会社の吉川昌彰さんは「週20時間っていう項目が残ってしまって、逆にハードルが上がるパート・アルバイトさんの方も出てきてしまうかなっていう、無くならないんだっていうところですかね。」と話します。 政府は、パートなどの短時間の労働者が、厚生年金に加入するための年収の要件を撤廃する方向で調整に入っていて、週に20時間以上働くと、年収などに関わらず厚生年金に加入することになります。 パートで働く女性従業員は「その分収入も変わってくるので、変わるんだったら20時間っていう制限はなくしてほしいと思います。」と話します。 老後の年金給付が手厚くなる一方、手取りが減ってしまうことから、働き控えも懸念され、働き手を確保する際の新たな悩みの種になるかもしれません。 吉川さんは「例えばですけど、週30時間入ってきた方の10時間分をきれいに雇用できるかというと、やはり一日一時間、一時間半で来ていただく方っていうのはなかなか難しいので。どうしてもその雇用の部分で、難しいハードルが残るかなとは思います。」とも話していました。