三菱UFJ銀の処分勧告へ 拒否の顧客情報を共有か
融資先企業が拒否の意思を示していたのに銀行と系列の証券会社の間で非公開情報を共有したなどとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反の疑いで、三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の3社を処分するよう金融庁に勧告する方向で検討していることが7日、関係者への取材で分かった。 関係者によると、月内にも勧告する。監視委による勧告後、金融庁は業務改善命令などの処分を検討する。 証券2社は提供された融資先企業の資本政策などの情報に基づき、営業活動を展開。三菱UFJ銀行は系列証券との取引を融資の条件にしていた疑いがある。