同じく新戦力のパリーニャは「コミュ力が高い」と評価

伊藤が怪我をする前の７月17日に撮影された練習中の１コマ。(C)Getty Images

　バイエルン・ミュンヘンに所属する元ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、ブンデスリーガ公式のインタビューに対応。新戦力の日本代表DF伊藤洋輝とポルトガル代表MFジョアン・パリーニャについて語った。 【動画】批判が殺到しているキム・ミンジェの痛恨ミス 　現在25歳の伊藤は、同じドイツのシュツットガルトで飛躍を遂げ、即戦力として加入したものの、先月28日に行なわれた４部デューレンとのプレシーズンマッチで負傷。クラブは同日に「ヒロキ・イトウは数週間の欠場が見込まれる。デューレンとの親善試合中に中足骨を骨折した」と発表しており、まだ新天地デビューは果たせていない。 　一方、29歳のパリーニャは昨季までフルアムで活躍。今季初戦となった２部ウルムとのDFBポカール１回戦（４－０）で77分からピッチに立ったが、ヴォルフスブルクとのブンデスリーガ第１節（３－２）では出番なしに終わった。 　両者ともこれからチームを支える活躍が期待されるなか、38歳のレジェンド守護神は「イトウとパリーニャはバイエルンの新戦力だけど、前者は残念ながら怪我をしてしまった。そこについてはどう考えている？」と問われ、次のように答えた。 「（イトウは）もっと強くなって戻ってくると思うし、そうなれば間違いなく頼りになる。（パリーニャは）とてもコミュニケーション能力が高く、ピッチで存在感を示そうとしている。彼は常にボールを欲しがり、絶えず動いている。僕らに何をもたらしてくれるのか、非常に興味があるよ。強い選手で、ポルトガル代表でもプレミアリーグでも実績を残しているから、とても期待しているんだ。間違いなく我々にとって良い移籍だった」 　昨季はレバークーゼンに無敗優勝を許してしまったうえ、伊藤の古巣シュツットガルトの後塵も拝し、まさかのブンデスリーガ３位に終わったバイエルン。ヴァンサン・コンパニ監督を含め、また新たなキャラクターが加わった今季、ドイツの盟主の威厳を取り戻せるか。 　もちろん、５年ぶりのチャンピオンズリーグ制覇もノルマだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部