ロッテ球団10000試合目惜敗も…佐々木朗希、出た今季最速161キロ!「今年の中でよかったほう」
ロッテは23日、ソフトバンク4回戦(ZOZOマリン)でプロ野球8球団目の通算1万試合を達成した。試合は2―4で敗れ、通算成績は4812勝4788敗400分け。佐々木朗希投手(22)が今季最速を2キロ更新する161キロをマークして7回3失点と力投したものの、節目を飾れずに今季初黒星を喫した。 節目の試合を勝利で飾れなかった。球団通算1万試合目のマウンドを託された佐々木が、7回5安打3失点(自責点2)。105球の力投をみせたが、今季初黒星に悔しさをにじませた。 「今年の中でよかったほうだと思うのですが、全体としてなかなか流れを持ってこられなかった。そこが反省点かなと思う」 ローテーションが再編されて、これまでの中6日から今季初めて中8日で迎えると、力がみなぎっていた。試合前時点で今季最速は159キロだったが、三回に甲斐への初球で160キロをマーク。四回は1死一、三塁から近藤に適時打を浴びるなど2失点したが、栗原への2球目に161キロを記録した。この日もドジャースやメッツなど米大リーグ8球団が視察に訪れる中、最速165キロの剛腕が実力の一端をみせた。 このオフは「年間を通したローテーション入り」を目指して投球フォームを見直すと、本来の球速は影を潜めていた。シーズンに入っても投手コーチやアナリストに助言を受けながら試行錯誤を繰り返し「フォームはいい感じになった。全てがかみ合ったわけではないので、よりよくなってくる」と手応えを口にした。 記念すべき日を白星で飾りたかったが、打線が3安打2得点のみに終わり、チームは4連敗。1万試合の通算成績は4812勝4788敗400分けとなった。佐々木はプロ5年目で一度も負けたことがなかった4月に通算11試合目で初めて土がついた。(森祥太郎)