ハットトリック達成のハーランド

　プレミアリーグ第2節が24日に行われ、マンチェスター・シティとイプスウィッチが対戦した。 　ホームのマンチェスター・シティは、2－0で快勝した第1節チェルシー戦と同じ11人がスタメンに並び、23日に加入が発表されたばかりのMFイルカイ・ギュンドアンがいきなりベンチ入りを果たした。一方、イプスウィッチは0－2で敗れた第1節リヴァプール戦から4人を入れ替え、新加入FWサミー・スモディクスらがスタメンに入った。 　試合は立ち上がりからマンチェスター・シティがボールを支配する展開となるが、イプスウィッチがカウンターから決定機をものにする。7分、ベン・ジョンソンからのスルーパスで抜け出したスモディクスがGKと1対1になりシュート。GKエデルソンも足に当てたがゴールに吸い込まれ、イプスウィッチが先制に成功した。 　開始早々に失点を喫したマンチェスター・シティだが、12分にすぐさま同点に追いつく。右サイドでボールを受けたサヴィーニョがドリブルでペナルティエリア内へ侵入してDFリーフ・デイヴィスのタックルを受ける。主審は流したが、VARが介入してPKの判定となった。このPKをアーリング・ハーランドが決めて、マンチェスター・シティが同点に追いつく。 　得点直後の14分、イプスウィッチが後方からパスをつないだところにマンチェスター・シティが連動したプレスをかけ、サヴィーニョがGKアリヤネット・ムリッチからボールを奪うと、これをケヴィン・デ・ブライネに冷静にフィニッシュ。マンチェスター・シティがあっという間に逆転に成功した。 　さらに15分には、デ・ブライネの浮き球パスに反応したハーランドが背後へ抜け出し、GKを交わして冷静にシュートし、ゴールネットを揺らした。わずか4分間で3ゴールを奪い、マンチェスター・シティがリードを2点に広げた。 　その後、28分にリコ・ルイス、30分にはデ・ブライネのシュートがクロスバーを叩くなど、マンチェスター・シティが安定して試合を支配した。 　後半に入り、71分にはギュンドアンがジェレミー・ドクとの交代で復帰後初出場。すると、88分にペナルティエリア手前からハーランドが強引にシュートを放つと、ニアサイドを射抜いてゴールネットを揺らした。ハーランドはこれでハットトリック達成となった。 　試合はこのまま4－1でマンチェスター・シティがイプスウィッチに勝利。開幕2連勝を飾った。