関経連、関東での万博周知に尽力 会長「赤字にならないように」
関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は15日に大阪市で開いた定例記者会見で、開幕まで1年を切った2025年大阪・関西万博に関し、関東地方の機運醸成が進んでいないことに懸念を示した。鉄道などの業界団体を通じて周知に努める考えだ。 松本氏は万博を運営する日本国際博覧会協会の機運醸成委員長も務めている。「関東は機運醸成の波に乗っているのだろうか」と憂慮し、業界団体に協力を求めて駅など多くの人が集まる場所でアピールする方針。「しっかりと盛り上げて入場券をたくさん買ってもらい、運営が赤字にならないようにしないといけない」と強調した。