実行役断り、リクルーターに？ 国分寺強盗事件に関与疑いで逮捕の男
首都圏で相次ぐ闇バイトが絡む強盗のうち、東京都国分寺市の住宅で住人女性が殴られるなどして現金550万円が奪われた事件に関与したとして、警視庁は6日、職業不詳名倉優也容疑者（31）=愛知県知多市=を強盗致傷と住居侵入の疑いで再逮捕し、発表した。 同庁は認否を明らかにしていないが、名倉容疑者はSNS上で実行役を募集し、応募者を現場近くまで派遣するリクルーター役とみている。昨年10月1日未明に起きた埼玉県所沢市の強盗事件でもリクルーター役で関与したとして逮捕、起訴されている。 捜査1課によると、再逮捕容疑は佐藤聖峻被告（25）=同容疑で逮捕、起訴=らと共謀して昨年9月30日未明、国分寺市西恋ケ窪3丁目の戸建て住宅で60代の女性を粘着テープで緊縛して殴るなどした上で、現金550万円などを奪ったというもの。女性は左腕骨折などの重傷を負った。 名倉容疑者はX（旧ツイッター）で闇バイトに応募。指示役から実行役になるよう指示されたが、断ったところ「代わりの実行役を勧誘できなければキャンセル料を払え」などと言われ、Xで佐藤被告を勧誘したという。（遠藤美波）
朝日新聞社
