シャリオ クロニクル|世界一のシャリオ密度!? 住宅街の一角にたたずむシャリオの巣窟に潜入してみた
多人数乗車といえばキャブオーバーのワンボックスしかない80年代初頭。当然ながらミニバンという言葉もないこの時代に、ライバルの日産・プレーリーとともに新たなジャンルを切り開いた偉大な三菱・シャリオ。今ではマイナーな存在になってしまったが、日本一のシャリオマニアのもとを訪れ、初代を中心にその足跡をたどってみよう。 【画像45枚】今ではマイナーな存在になってしまったが、日本一のシャリオマニアのもとを訪れ、初代を中心にその足跡をたどってみよう 【シャリオ クロニクル】 最大9日という超大型連休となった2017年のゴールデンウイーク。天候にも恵まれ、行楽地を目指すクルマで高速道路は渋滞。そんな浮かれ気分の人たちを横目に向かった先は北関東方面。真夏のような日差しが照りつける日だった。 「日本一」の称号を毎年争っている街の近くだけあり、5月だというのに期待を裏切らない暑さ。路面から陽炎が立ち上りそうなほどの熱に辟易していると、突如目の前に異様な光景が広がった。苦行のような思いをしながらも、一度は訪れたいと思っていた場所。ここが今回の目的地。シャリオの巣窟だ。 住宅地の一角にある変哲もない砂利の青空駐車場。なのに、そこにはギュウギュウにシャリオが並んでいる。その数、ザッと15台。しかも、そのほとんどが今では(いや、ずいぶん前から)めっきり目にすることがなくなった初代モデルだ。これだけで暑さなんて忘れてしまうほどテンションが上がる。間違いなくここは、世界で一番シャリオ密度が高い場所だ。 初出:ハチマルヒーロー2017年7月号 vol.42 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部