「しぶとく生きるのよ~」 美川憲一さん 柳ヶ瀬でのトークライブに5000人詰めかける 岐阜高島屋の閉店前に盛り上げ
岐阜市の柳ヶ瀬商店街にある岐阜高島屋が、7月末で閉店するのを前に「柳ヶ瀬ブルース」で知られる歌手の美川憲一さんのトークイベントが開かれ、通りを埋め尽くすほど大勢の人で賑わいました。 【写真を見る】「しぶとく生きるのよ~」 美川憲一さん 柳ヶ瀬でのトークライブに5000人詰めかける 岐阜高島屋の閉店前に盛り上げ 「お帰りなさい」 (美川憲一さん) 「ただいま」 7日、岐阜市の中心部 柳ヶ瀬商店街を訪れた歌手の美川憲一さん。 さっそくヒット曲を披露し、一目見ようと約5000人が詰めかけました。 1966年発売の「柳ヶ瀬ブルース」で、商店街の名を全国に知らしめた美川さん。 昭和から平成へと時代が移り変わり、商店街の賑わいは徐々に失われてきましたが、1991年には歌碑が設置されたほか、たびたび商店街を訪れつながりを持ち続けてきました。 ■岐阜県内唯一の百貨店が7月末に閉店 コロナ禍のおととしには… (美川さん・おととし) 「お体を大切に、しぶとく生きるのよ」 そして、今回の訪問には理由が… (美川さん) 「(7月末に)高島屋が閉店するのは、本当に寂しい限りですけど、応援に来ました。最後まで一生懸命歌いますから、どうぞよろしくご声援のほどお願いします」 商店街にある岐阜県内唯一の百貨店、岐阜高島屋が7月末に閉店することになり、それを前に商店街の盛り上げを買って出たということです。 商店街の中にある「柳ヶ瀬ブルース」の歌碑を訪れると「もっと端っこ歩きなさいよ」と、あの名セリフが聞こえてきそうなほどの大混雑。 大盛り上がりの一日になりました。 ■新名物“だるま焼き”を試食「最近あんこ好きなの、おかわり」 (岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会 水野琢朗理事長) 「高島屋がなくなることは昭和に全盛を誇った柳ヶ瀬が、ある意味終わったとみられるかもしれません。でも2年前に美川さんに言ってもらった『しぶとく生きるのよ』を踏まえて、もう一度柳ヶ瀬は立ち上がるんだと」 商店街は逆境に負けず、何度でも立ち上がる「だるま」の焼き印が付いた新たな名物「だるま焼き」を開発し、美川さんが試食。 (美川さん) 「最近あんこ好きなの、おかわり」
そして、今後の商店街にこんな提案も…。 (美川さん) 「若者たちが昭和レトロを新鮮に感じている。イベントも若い人を集めてやったらいいんじゃない?」 イベントの締めは、もちろんあの曲で。 美川さんは、これからも柳ヶ瀬に足を運んでもらいたいとの思いを込めました。 (美川さん) 「これから何かあったら来るわよ、皆さん、しぶとく来てちょうだいね」 「♪あ~柳ヶ瀬の夜に泣いている~」
CBCテレビ